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ひとつだけ

真っ白な四角い建物の中では、

人の生命活動は保たれても、尊厳や精神活動は保たれない。

僕は長い間そんな場所ばかりで暮らしてきたから、心はすっかり擦り切れてしまった。

だけどそんな心でも、ここまでやってきたんだよ。

僕が誇らなくて、誰が誇ってくれるだろう。

花みたいに。

星みたいに。

命みたいに。


つよく光ろう。

 

 

 


Lucy | stories | 18:35 | comments(0) | trackbacks(0) |

死にたいけど死にたくないんでしょ?

ほんとうに死ぬほど苦しんでいる人ほど、死にたい、って言えないもんだと思うんだよ。

口にしたらその言葉がほんとうになってしまいそうで。

僕は、基本的には死にたい人は死んだ方がいいと思ってしまう人だけど、

少し話をすれば、その人がほんとうに死にたがっているかそうでないかくらい、分かるつもり。

自殺未遂や自傷行為でしか、生を実感できない人は確かにいる。

生きたいから自分を傷つけてしまうとしたら、そうすることでしか自分を大事にできないのなら、

いいと思うんだ。


なら、僕の摂食障害はどうなのかな、って、少し自己分析。

僕の摂食障害は元々PTSD由来なので、やりたくてやっているわけじゃない。

でも少し前、年単位の昔、食べ吐きばかりしてた頃は、それをしないと死んじゃいそうな気持ちだった。

痩せることでしか、自分のことをゆるせなかった。

今は、その頃に少し近い気持ち。

一日ごはんをたべないでいると、なんだか一日分生きることをゆるされるような気がする。

なんでかな。

そんな時だけ自分がほんの少し、綺麗になった気がするからかな。

そんな風に思うことも、いつも自分を汚い汚い汚いと思ってしまうことも、

おかしいとは思うんだけど、治らない。

そして自分のことをそう思うしかできないことは、いつだってすごくつらい。


だから、っていうのはおかしいかもしれないけど、

いっぱいたべる人といると楽しい。

なんだか、僕の代わりにたべてくれているみたいで。

もう一歩踏み込んで、僕がごはんを一緒にたべられるという人は、すごく稀。

それはもう、ごはんをたべているとは言わない。

そこにいる相手との信頼をたべていると言っていい。

僕にとってご馳走っていうのはもうたべものじゃなくて、その信頼できる人と共にできる時間のこと。

まあ、ぱっと僕を見ただけじゃきっとわかんないだろうけどね。

事象としては、ただごはんをたべているだけなので。

 

 

 


Lucy | essay | 03:07 | comments(0) | trackbacks(0) |

blood.

だるいよ

もし今日予定が入ってたら絶対動けなかったと思うよ。

もう今日はお風呂入ってゆっくり眠る。

なんか一日中眠ってるけど、しかたないな!


明日は父親の外来に付き添うため、朝11:30頃には部屋を出たい計算。

例えば、そういうことに費やす時間を何か別のことに使えれば、

とは、不思議だけれど思わない。

それは、僕が特別親を大切にしているとか、愛情を注いでいるとかというわけでは全然なく、

要は、近くに死にそうな人がいて、自分にいくらか余裕があるなら、

やっぱり人は人を助けるよね、っていう、素朴で素直な気持ち。


可愛い大人になるために、どうすればいいかなんてやり方が決まっているわけじゃないから、

これでもいろいろ考える。

僕は僕のDNAがどうしても嫌いだから、普通よりもすごく努力しないといけないなと思う。

どうして僕は僕なんかなんだろう。

誰かに答えて欲しいわけでもないし、そもそも答なんかないって思ってるけど、

それならさ、

もしこのままならさ、

僕は、僕からも他人からも傷つけられるために生まれたっていうことになっちゃうよ。

憎むべき人を憎み、好きな人を好きでい続けるために、

僕は僕という他人を棄てたくはないんだよ。

僕という人間を表す記号は、多分複数あった方がいいんだよ。もちろん多過ぎても困るけどね。

人間同士が分かり合えるなんて、どこかのジャンキーの世迷い言だよ。



どこでも夏が終わろうとしている。

ここ最近、美味しいごはんとも美味しいお茶ともお酒ともごぶさたなので、

誰かとそっと飲みに行きたい。


ちゃんと書いていませんでしたが、母親も無事退院しました。

心配してくださった方々、ありがとうございました。

でもこれからまだ、両親とも通院があるので、全然予断をゆるさない状況です。

もうしばらく、彼らのことをアタマの隅にでも留めておいていただけると嬉しいです。

 

 

 


Lucy | days | 17:07 | comments(0) | trackbacks(0) |

静かな夜に響く音

夜が更けるとエアコンとテレビの電源を切って、

秋の虫の声に耳をすませる。

残暑だ猛暑だってニュースでは言ってるけれど、

夜はいつも優しく僕を包んでくれる。

暮れてゆく空が綺麗。月も綺麗。

そんなことで、心がすごくやわらかくなるよ。

僕の心は、ねじれて、台無しにされて、めちゃくちゃになってしまっているけれど、

それでも空や月の美しさは分かる。

そんなことを、ものすごく幸せなことだと思う。


だからって僕は、自然大好きな人じゃないけど。

むしろ、自然ってすごく怖いって思ってる。

去年の震災を思い出すまでもなく。

僕にできるのはせいぜい、大きな地震は来ないって信じることくらい。

嫌な想像に捉われるとそれがほんとうになってしまう気がするので。

僕は悪いことは考えない。

最悪の事態に備えるのは、政治家さんや官僚さんや公務員さんの仕事だと、自分勝手に思ってる。

僕は、音楽を作ることだけを考える。

それが僕にできる役目だと思ってるから。


それは、完全に正しくはないけど、完全に間違っているとも思わないよ。

完全を求めたりなんかしたら、人生失敗するに決まってる。

だから僕は、だいたいでいいよ。

「完全な安定がないなら、完全な不安定だってないな」

って歌ってくれたのは、中村一義くんだった。

 

 

 


Lucy | essay | 07:04 | comments(0) | trackbacks(0) |

サヨナラハナビ

昼間の空気は熱いけど、

日陰の風はすっかり秋みたい。

女の子たちのスカートの裾がそんな風のかたちにゆれて、

僕の耳元では爆音NavKatze


甘いコーヒーを遅いお昼ごはんにすれば、

世界を呪いたくなる気持ちが抑えられない。

可愛い眼で笑う君のことを、とても羨ましく思ったこともあったけど、

いつだって君も僕のことを可愛いって言ってくれた。


当たり前だけど、そんなことを当たり前と思っちゃいけなかったね。

だけどアタマの中の微弱な電流はフクザツ過ぎて、二度と同じようには流れない。

モノと違って、誰かとのさよならは一度しかできない。

だから僕達はさよならをする時、泣いたり怒ったり、

悪態をついたりなかなか離れられなかったりするんだと思う。



「世界は美しい」っていう言葉は思考停止語かもしれないけれど、

誰かが世界を美しいって思っちゃいけない、って言っているわけでもないし、

たまには思考停止くらいしたっていいと思う。

だから、ちゃんと今いる場所を確かめていよう。

もしかしたら、ものすごく幸福な場所かもしれないよ。

それは、ちゃんと確かめないと分からないことなんだよ。


仲良し同士で作るかごめかごめの輪の中に、僕はきっと永遠に入れないけれど、

そんな輪の中になんか入らなくたって平気だよ、って言えるくらいには、

つよい自分を持ちたいと願う。

 

 

 


Lucy | stories | 17:03 | comments(0) | trackbacks(0) |

それから

さて、日付が変わって今日、母親も退院予定。

これで両親とも退院、と書くととってもよくなったような感じだけど、

病院に任せられなくなった分、僕と妹の負担は増えることになるんだよね。

もちろん、いつまでも入院してもらうわけにもいかないし、

ヘルパーさんの力も借りて、これからもなんとかやっていくしかない感じ。

だから、休みの日はちゃんと休む。

なんてゆうか、だらだら休まないで能動的に休む。

だらだらするのも、たまにはいいけどね。

ともあれ、ここは看病日記ではないので、別のこと書きます。



今は両親のこととか関係無しに、自分のココロ的に、

なんだかすごく不安定。

極端な話、すごく残酷な気持ちになったり、すごく自分を傷つけたくなったりする。

昨日みたいな文章だって、わざわざ書かなくたってよさそうなものだけど、

なんだか書かずにはいられなかった。

分かって欲しい、っていう気持ちとは少し違う。

僕がここにいるっていうことを、誰かに知って欲しかった。そういう気持ちだと思う。


だからかな、僕の作る歌は時々救いがない。

救いを求めるだけなら、他に聴くべき歌がもうたくさんあるから、僕が作る必要はないかなって思う。

聴いてくれた人のココロにひっかかる何かを残してくれさえすればいい。

それにはもちろん、こうすればできる、なんていうプロトコルなんかないんだけど。

ただ作る。

ひたすら作る。

そうしていれば何かの魔法がふわっと作用して、

時々ヘンなものができあがる、ことがある。

僕はいっつも、そんな風にして歌を作ってる。

もしかしたらもっと効率のいい作り方があるのかもしれないけれど、

今はそんな作り方しかできないんだ。

 

 

 


Lucy | days | 03:37 | comments(0) | trackbacks(0) |

少しばかりのカミングアウト

ちょっと時間が経っちゃったけど、昨日のNHKのハートネットTVを観て、

自分の病の深さにあらためて慄然とした。(それは、子供の受ける性暴力被害についての特集だった。)

信頼している友達や主治医の先生にはもう言ってあることだけど、

僕は年上の男性からの性暴力被害を受けた当事者で。

その時僕は14歳だった。

その経験は何年経っても、いやむしろ、何年も経ってから、固いココロの中のカタマリが、

僕を容赦なく襲ってきていて。

もちろん、今でもずっと。

自分の身体が常にいつでも、汚く汚く汚く感じられてつらいから、少しでも綺麗になりたいから、

せめて可愛い洋服を買ったり、着たりしたくなるのかも、って、今日初めて回路がつながった感じ。

せめて外見くらいは、って、思っちゃうんだと思う。

そこにお金をかけちゃうのは、悪いけど治療の過程の一環だからゆるしてね、って思う。


僕はそんな風に髪型や見た目に気を遣う割には、用事のない時には何日もお風呂に入れなかったり、

少しでも綺麗なたべものをたべたいと思って、もっと言えばそういうものしかたべたくなくて、

極端に限られたものしかたべられなくなって、その果てに摂食障害にもなったんだと思う。

それは、偏食とか好き嫌いとかじゃないんだよ。

摂食障害っていうのは僕の表に現れている症状のひとつに過ぎない。

前の日記にも書いたけど、肉や魚は今でもたべられない。最近では、お米やパンもたべられない。

今はもっぱら、豆と、乳製品と、野菜ジュースで暮らしてる。

だから最近みたいに暑い日が続くと、ばてるのも仕方ないかなって思う。

だけど、その原因はもっと深いところにあるんだよ。

性暴力の他にも、僕の生まれ育ちや、特に両親との関係や、そういうこと。

そんな経験をしているから、僕の考え方が自分勝手に、自分本位になっちゃうことは、

仕方のないことだと思う。

それが甘えた考えだっていうことも分かってる。

だけど今は(今も)、正直言って他人を思いやる余裕がない。

今の両親の病気の看病のことは、眼の前に出てくることを事務的にこなしてるだけ。

決して、両親への愛情ゆえとか、そういうことじゃない。

(1%くらいは、そういうことかもしれないけれど、その程度。)



ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。

だからって、あなたが僕に対する態度とかを変える必要もないので、僕には今まで通り接してください。

性的な話題になった時には、「ごめん、ちょっとそういう話僕は無理」って言うので。

そんな時には少しだけ、今日僕が書いた日記のことを思い出してもらえると嬉しいです。

 

 

 


Lucy | essay | 17:02 | comments(0) | trackbacks(0) |

読書の森に迷い込んで

やばい

本格的に血が足りない気がするよ

肉とか魚とか、たべなきゃだめな感じだけど、でも今はちょっとたべられないです。

あ!!、ヨーグルトたべれないいんじゃないかな!!

朝陽が昇る前に買いに行こう!!

甘くない、もたれない、大好き100円ショップのプレーンヨーグルト。

そう言えば、「地球はプレイン・ヨーグルト」っていう本があったっけな。

読んだことないけど、昔大好きだった人が話してた。

読もう読もうと思ってたけど、他の本も読みまくっていた時期だったので、

なんとなくあとまわしになっちゃったんだよな。

思えばその人にはいろんな本を教えてもらったな。

「夏の朝の成層圏」って、「地球はプレイン・ヨーグルト」と似てるよね。タイトルが。

とか書いてたら、池澤夏樹スイッチが入ってしまったので、

「夏の朝の成層圏」「スティル・ライフ」「真昼のプリニウス」を本棚からひっぱり出した。

この本を読んでいた頃は、ほんとうにめっちゃ本を読んでいた。

一日一冊、とまではいかないけど、大好きな本は繰り返し繰り返し、

好きなフレイズを諳んじられるようになるまで読んだ。


まさか、血が足りなくなる話から池澤夏樹に行き着くなんて、

われながら思考回路が奇跡じみている、のかな?

今夜はこれを眠くなるまで読もう。


本も読みたくなったけど、DVDも観たくなった。

今は、「ラブ&ポップ」と「20世紀ノスタルジア」が観たい気持ち。

手元に置いておきたいからやっぱり買おうかな…。

Amazonで検索したら、結構安く買えるしな…。

でもその前に、以前にもちょっと書いたけど、「うさぎドロップ」と「神様ドォルズ」のDVDが先だけど。


なんかこんな風に、いちばん物語に飢えていた頃にインプットしたものって忘れないね。

新しいものをココロに補給したい、とは思っても、

昔感動したものを思い返すのも、すごくいいことだと思うんだよ。

 

 

 


Lucy | days | 02:37 | comments(0) | trackbacks(0) |
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