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舞台から降りたあと

夜の中、雨の中、不安を切り裂いて走る。

後ろに遠ざかっていく車のサーチライト、ミニスカートの裾を濡らしながら歩く女の子、

眠剤が効いてきてぼうっとするアタマ、

そんなものがみんな、僕の嫌いな感情をなぐさめてくれる。

愛してるなんて言葉には、ほんとうはきっと何の意味もない。

そこにはただ、幾らかの感情が込められているだけ。


だけど僕にはやっぱり、君に伝えるべきことがある気がする。

愛なんかじゃ語り尽くせない、もっと大きなもの。

言葉にできないっていうことは、考えていないと同義だと僕は思うので、

必死に言葉を拾い集める。


だけど僕はだんだん眠たくなって。

だけど僕はだんだん何も言えなくなって。

君のことばかり考え続けては、僕の中で君がだんだん消えていって。

気がつくと僕は大声で泣き喚いていて、

シーツを引き裂いて食器を割って、雑誌を破り続けている。



ごめんね世界。

生きているのが、時々とてもつらい。

僕ひとりで音楽は作れても、

世界中に人間が僕ひとりになったら、あっという間に気が狂うよ。

外は風がつよい。

さよなら明日。

 

 

 


Lucy | days | 18:26 | comments(0) | trackbacks(0) |

もっと遠くまで

週末にみる筈だった夢は、

真っ暗なテレビの画面の向こうから手招く羊達にあげてしまおう。

世界中に満ちる、宇宙中に響く、

そんな言葉と音と声を紡ぐ代わりに、僕の夢なんか全部放り投げてしまおう。


きっと僕達は人間であるというだけで、特別でそして特別じゃない。

誰かのために死ぬということは、

その誰かにとって死んでいく自分の命が取るに足らないものであるという事実に、

耐えないとならないということだ。

多分、その誰かが大事なら大事なほど、耐えることはより難しくなる。

だから、僕は他人のためという理由では死ねない。

結果として、僕の死が誰かの役に立つことはあるとしても。


僕の歌は僕にとって、永遠じゃなくてもいい。真実じゃなくてもいい。

ただほんの一瞬の間、僕の無力を忘れさせてくれる、ツクリモノであってさえくれればいい。



さて、今日は夕方、音楽活動用の名刺作りの打ち合わせに近くの街まで行ってきます。

・透明。

・シンプル。

・人目を引いて印象的。

な、名刺が理想。

そんなこと考えると、何故かテンションあがる。

それだけでいい歌が作れるようになるわけでもないのに。

そんなことより、毎日の積み重ねが大事なんだ。

毎日毎日が勝負なんだ。

はい、分かってますよー。がんばりますよー。

 

 

 


Lucy | days | 02:56 | comments(0) | trackbacks(0) |

Au Temps Jadis

天気予報ではぽかぽか陽気だったのに、少し涼しい、渋谷の街。

懐かしいお店。美味しいごはん。

街並は変わる。人の営みも変わる。でもきっと、変わらないものもある。


今日はちょっとだけ薄着。

春の匂い。少し落ち着かない。

思わず未来を振り返り、失くした罪に手を伸ばす。


きっと取り返しのつかないことなんて、

毎日嫌っていうほど起こっているんだと思う。

世界の美しさを知るためには、世界の汚さも知らなくちゃならないんだと思う。

そして多分、自分の選択に後悔しないためには、

そういうことには早いうちに気がついた方がいいんだ。


生きてきてよかったって、これから先に何度思えるだろう。

嫌だった日も、よかったと思った日も、心の中にブックマーク。

そして今日のことも、ブックマーク。



今日も出かける前はすごく眠かったけど、

出かけちゃえばだいじょうぶだった。

やっぱり昼間は外へ出た方がいいんだよね。

そんなわけで、ますます部屋の近くに音楽用の仕事場が欲しくなる。

毎朝、そこへ出勤できるといい(ちょっと無理)。

 

 

 


Lucy | days | 20:50 | comments(0) | trackbacks(0) |

理性的な涙、感情的な涙。

なんだか昨日から昼間眠くて眠くて。

なのに夜中になると眠くなくて。

春だからかな。

昼間の空気にヒルネミンが含まれているのかな。

今日はこのあと一眠りして、友達とここへごはんたべに行くよ。たのしみです。

たくさん話して、今後の計画をねりねりするよ。



僕にはもう、僕を泣かせてくれる誰かはいない。

だからひとりで泣く。

それはすごくつらいことだけど、代わりに誰かを泣かせてあげられるといい。

その方がずっといい。

ケンカするのは怖くない。

男女間で、同性間で、音楽感のことで、人生観のことでなど問わず。

ケンカが好きって思ってるわけじゃないよ、念のため。

僕だって愛し愛されて生きたいよ。

ただ、誰もがそう思ってるとは思わないだけ。


でもそんな風なケンカをすると、男ってほんとバカだなあって繰り返し思うことが多い。

いかにも彼氏は理性的に。

それでも彼女は原始的に。

そんな感じに振る舞えればいちばんいいのかもしれないね。

それが一緒に生きたいと思う相手に対してならなおさらのことだよね。

 

 

 


Lucy | days | 02:49 | comments(0) | trackbacks(0) |

闇と遊ばないで

遠くから聞こえる子供達の声。

それは懐かしく、優しく、すこしかなしく。

そして僕の忘れてしまった感情ばかりが、繰り返し、繰り返し、

機械仕掛けの部屋の中にすべりこんでくる。


ずいぶん日が長くなってきたけれど、

火灯し頃から夜にかけてはやっぱり好き。

でもうっかり昼寝とかしてしまって、眼が醒めた時に真っ暗だとすごくさみしくなる。

最近、昼間すごく眠くなるので、そんなことがよくある。

かなしいとか、さみしいとか、そう言うしかできない感情は、

否定的にも肯定的にも使えるけれど、あんまり自分の思う通りにはならない。


だけどそれが僕の感情である以上、

僕はそれを大事にするべきだと思う。

怖いとか、苦しいとかいった思いだって、何も感じなくなるよりはいい。

心が解離すること、つまり自分の感情が自分のものじゃないような気がすること、も時々あるけれど、

そうなると心が弱っているなってすごく思えてきて、

僕は友達に電話をしたり、自分をわざと傷つけようとしたりする。

そんな風にして、心が暗く、暮れてゆく。


誰かたすけて。

ここから出して。


そう思っても思考が反響するばかりで、

なにか解決策がみつかるわけでもない。

だからせめて、いいことばかり考えていられるといい。

たとえそれがさっき言ったように、自分の気持ちだと感じられなくても、

練習次第で自分を豊かにできるかもしれないと思うから。

 

 

 


Lucy | days | 18:05 | comments(0) | trackbacks(0) |

アタマを離れないこと

昔、祖母は母の悪口ばかりを僕に言い、母は祖母の悪口ばかりを僕に言った。

客観的にみたら、母は祖母にずっといじめられているような気がした。

父は、その間で何も知らないフリをしていた。

そして僕は、ゴミ箱だったんだ。

それは僕がすごく小さな頃で、僕は家族仲が悪いのがほんとうにつらかった。

僕は母も祖母もすごく昔は好きだったけど、そんなこともあって今は嫌い。

家族仲が悪いのは僕が悪いからだって思ってしまっていたからだった。

それは僕が受けた言葉の暴力のせい。

でもその当時は、そんなことには気がつかなくて、ただつらいだけだったんだけど。

だから、僕は妹を除く家族をゆるせない。

ゆるせればどんなに楽だろうと思う。

でもそうしたら、僕は僕じゃなくなっちゃうから。それがすごく怖いんだ。


僕はもう家へは帰らない。

さよならも言わない。

僕はひとりで死んで、卵の外の世界へ還る。



誰も彼もから可愛いって思って欲しいっていうのはあさはかで八方美人なだけだけど、

僕は、たったひとりの好きな人に可愛いって思って欲しいだけ。

その人には多分もう会えないけど、その人のために今日も少しだけお洒落をする。

それくらいなら、ゆるされるよね。

僕の家族がどうだとか、関係ないよね。

 

 

 


Lucy | essay | 03:48 | comments(0) | trackbacks(0) |

セツナテキナ

少しずつでいいから、毎日前に進めるといい。

それは音楽だけのことに限らず、なんてゆうか、人として。

「成長しないって約束じゃん」って、川本真琴ちゃんは歌ったけれど、

当時の彼女は成長するしかない毎日を過ごしていたから、

こんな風に書いて少し休まなくちゃやっていけなかったんじゃないかなあ、と想像してみる。


自分の才能だけを信じて、それをお金に換えて生きていくのは大変なことだ。

普通は才能だけじゃなくて、努力とか気配りとか要領とか忍耐とかいったものも、お金に換えていく。

僕は、そういうこと得意じゃないから、

むしろ、そういうことばっかりやっていると、どんどん苦しくなってくるから、

無理でもなんでも、普通じゃない方法で生きていくしかないんだけど。

あ、でももちろん努力はするに決まってるけど。


音楽は嫌いになりたくない。

音楽を愛する才能なら、有り余るほど持ってるつもりだよ。

でもそれが希有なものだって知ったのは割と最近。

それはお金じゃ買えないものだよね。



明日来る世界は、ほんとうの世界じゃないかもしれない。

今だけが今だよ。

君と僕は一瞬だけ触れ合って、また別れる。

だからその一瞬を大切に。

また会いたいと思うようなら余計に。

 

 

 


Lucy | essay | 18:01 | comments(0) | trackbacks(0) |

毎日の童話に寄せて

いまさらですが、このブログの更新時間は、大体深夜3時頃と夕方6時頃です。

特に理由はないんですが、なんとなくそんな感じに。


書きたいことがなくても書く。

書けなさそうでも書く。

何がそんなに書きたいかなんて、分からないフリで僕は書く。

毎日、思っていることは変わっていくものだから。

今日思っていることは、今日しか書きとめられないから。

そんなタイミングを逃すと、そんな思いはあっという間にどこかへ行ってしまう。

わがままかもしれないけれど、僕はそんなのはなんだか嫌だから。


それは、童話みたいでほんとの話

(ネットに上げた最初の曲で、いろいろ思い入れもあります。

 音悪くてごめんなさい! でもいずれヴォーカル差し替えて再アップします。)

そんな物語の中で生きることだって、僕達にはできるんだよ。

簡単じゃないかもしれないけれど、今自分のそばにいてくれている人のことを信じて、

自分の言葉に嘘を吐かない、っていうのは無理だとしても、

自分の言葉に責任を持つ、っていうことくらいは心しておきたいよね。

それはつまり、自分の言葉で誰かを傷つける可能性を受け入れるっていうこと。

そして、誰かに傷つけられることも受け入れなくちゃならないっていうこと。



ねえ、電気の力を借りないと、もう僕は歌すら作れない。

今年の夏はまた去年みたいに節電しなくちゃならないだろうけど、

真夜中夜中、必要電力ピーク時を外してMacを動かすよ。

悲しい音も、嬉しい音も、同じくらい僕にとっては大事なんだよ。

世界を覆い尽くす音って、無限にあると思うから。

 

 

 


Lucy | essay | 03:02 | comments(0) | trackbacks(0) |
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