2022.07.14 Thursday
スポンサーサイト
一定期間更新がないため広告を表示しています
コウカノオト オフィシャルブログ
2011.10.31 Monday
10月も終わりですね。
僕のいちばん好きな日本の月は、10月と11月です。
秋の終わり。冬の始め。
その曖昧なさむさに心惹かれます。
そしていちばん、お洒落が楽しい季節です。
なので痩せたい。切実に。
誰のためでもなく、僕自身のために。
そして可愛い服を着て、たくさん外に出かけたい。
今のままでも、すごく太ってるわけじゃないけど、痩せてるわけでもないので。
身体が細くて、顔がちっちゃくて、髪のまっすぐな女の子を見かける度に、無条件で嫉妬する。
悲しいことに僕の骨格は直しようがないので、あきらめるとして、
髪はまっすぐにして伸ばしたい。
前は、髪はまっすぐぺたんこがいいと思っていたんだけれど、
今はちょっとだけボリュームがあった方がいいかなって思い始めてる。ちょっとだけね。
幸い、僕は僕の顔のことを、そんなに嫌いじゃないんだ。
昔はすごく嫌いだったけど、歳を重ねるごとに好きになってきた。
古い言い方をすると、すごく薄い顔なところが気に入ってる。
僕が好きになる人の顔も、僕の実際の顔も、幸薄そうな傾向がある。
いいのか悪いのか。
傾向っていうのは説明がつきにくいんだ、って村上春樹もどこかで書いていた。
確かにその通りだと思う。
この世界に存在する何もかもが、説明可能で言語化可能だったらつまらないもんね。
それでも何かを誰かに伝えるには、僕達は言葉を使うしかなくて、
だから僕達のコミュニケーションは不完全なままなんだ。
いっそ、人間と動物(特に猫!)の方が、心が通じるんじゃないかっていう気がする。
だから僕はいつか、猫と一緒に暮らすことを夢みている。難しいかもしれないけれどね。
2011.10.31 Monday
この世界で起こること、すべてがフィクションなのかもしれないね。
君の願いも、僕の感情も、ただのツクリモノなのかもしれないね。
少なくとも、そうじゃないって保証してくれるものなんかない。
誰にも知られずに生まれ落ちた僕の命に、理由や意味なんかない。
大げさな言い方をしなくても、必要以上に他人の気を惹こうとしなくても、
君が君で、僕が僕であることに変わりはない。
子供は親を選べない。選んでいる筈がない。
でも、子供はいつか、生きてさえいれば年齢的には子供じゃなくなる。
精神的にとか、経済的にとか、見た目的にとか、いろいろ子供のままでいることはあっても。
死ぬまで子供じゃダメかしら。
そして、誰かとの出会いは偶然によるところがすごく大きいんじゃないかと、僕は思ってる。
何もかも偶然、っていうのは、何もかも運命って言ってるのと同じだから、
すべてが偶然とは、今は言いたくない。
ただ、会うべき人とは、いつか会えるとも思っている。
だからそれまでは、生きていたい。
いつ死んでもいいなんて言っている人は、いますぐ死ねばいいんだよ。
そんな人の死体を踏みつけてでも僕は生きる。
どうせ、いつか僕にも死ぬ時は来るけれど、その瞬間までずっと、
曲を作っていたり歌を歌っていたり、音楽のことばかり考えていられるといい。
それは、何の免罪符にもならないけどね。
でも、自己満足もできないようじゃ、誰かと幸せになることだってできないよね。
2011.10.30 Sunday
ちょっとささやかに嬉しく思うことがあるんだけど、
その人がまだ無名の頃に僕が注目した女優さんとかアイドルさんって、大抵ブレイクしてくれる。
例えば、「Mother」に初めて出ていた頃の芦田愛菜ちゃんとか、
AKBのファン投票で3位になるずっと前の柏木由紀ちゃんとか。
まあ後付けでそんなことを書くのは誰にでもできるので、
あえて次にブレイクするアイドルを予言しよう。
それは…、SKE48のしゃわここと秦佐和子ちゃんです!
これは、すごく可愛いぞ〜。僕も真似してあんな髪型にしたいぞ〜。
ちなみに、しゃわこを最初に知ったきっかけは、あるマイミクの方が推していたからですが。
その後ネットでいろいろ調べて、久しぶりにアイドルに一目で恋に落ちました。
◆
いつもいつからいつだって、僕の心がめざしている場所は決まっている。
それは一面の草原。
それは桃色の夕暮れ。
それは、帰ってきたと僕が思える場所。
やっと、今僕の棲んでいる部屋が、そんな場所じゃないかって思えるようになってきている。
建物が取り壊されることになるまで、棲み続けようとすら思っている。
でも、それは物理的な場所。
心がどこに行きたがっているかというと、
その僕の心が生まれた筈の場所。それは空想上の故郷。
そこでは心の争いも心の飢えもなく、仲のいい友達と綺麗な言葉で話せるような場所。
落ち着けて、時間の流れも忘れそうなくらい気持ちがふわふわしていられて、
まだ世界の色に染まっていない、生まれたばかりの君や僕の心に会える場所。
もちろん、そんな無垢な場所なんて実際にはないって分かってるけど、
そこに戻ることを考えることで自分を見つめ直して、心が元気になれるといいなって思ってる。
2011.10.30 Sunday
(このブログの文章に関する注意。)
このブログに出てくる「君」という単語は、特定の誰かを指しません。
その時その時で変わります。
こういう人がいたらいいなーという時にも使います。
なのでこれからもどんどん使います。
「僕」はほぼ僕自身ですが。
その辺り、どうぞよろしくね。
◆
散歩の時、僕はひとりですごくゆっくり歩くのが好きなんだけど、
それは多分、ここを読んでくださっている人がびっくりして、たじろぐくらいの遅さ。
道沿いの草を見ながら、花を見ながら、空を見ながら、お店を見ながら、
ゆっくりゆっくり歩くんだ。
なので、世界の廻るスピードについていけない感じがすることがある。
一日が48時間あればいいのに。
そう思っている人って結構たくさんいそうだけどね。
でも、僕はほんとうにそう思っているだけで。
そんな風に、物事を必要以上に大きく語ることも小さく語ることもしないようにしたい。
それは実際の大きさとは関係無く、できるだけ、思った通り正確にということ。
例えば好きな人の前で、自分をよりよく見せたいって思わないなんて、あるわけないと思うし。
好きな人には、いつだって僕のことを可愛いと思って欲しい。
そして同じくらい、好きな人には、僕のすごく疲れた顔も見て欲しい。
それでも好きって言って欲しい。
…欲しい欲しいって言ってばかりで、なんだか浅ましいよね。
ごめんなさい。でも本音。
やっぱり、心から欲しいものは、どんな卑怯な手を使ってでも手に入れたいよ。
もちろん、心からっていうところが大事なんだけどね。
2011.10.29 Saturday
さむい冬はいつだって、僕の味方をしてくれる。
冬生まれだからかな。
誤って口にした言葉も、僕を苦しめている記憶も、自分を守るためだけに吐いた醜い嘘も、
全部白く雪に埋もれてしまえばいい。
その代わり、ショートカットの髪をした君に孤独を分けて欲しくって、
生きたがりの僕は自分の心を切り売りするんだ。
◆
耳をすまして聞く僕の心臓の音は、何にも似ていない光になって、
強い僕も、弱い僕も、確かに存在していることを告げる。
君は、生きていてもいいのかななんて、誰に許可を求めているの。
君は君だけの光を持って、この世界に生まれてきたんだよ。
それは100年足らずで消える小さな光だけど、大事に光らせて世界中に散らせばいいよ。
その光を見た他の誰かが、きっと君のことを憶えてくれるから。
光は言葉。
光は命。
光は君の生きる意志。
君の眼から流れる血がきらきらしているのは、
そんな光を宿しているからかもしれない。
でも僕が君を好きになったのは、それだけが理由じゃないんだよ。
光が生まれる前のこの世界は濃い闇に包まれていた筈で、
それでもみんなそこから生まれてきたんだよ。
そしてみんな最後には、闇へ還っていくんだよ。
その時は一緒に祝おうね。時間が意味をなくした、新しい日を。
2011.10.29 Saturday
大事な友達が少しだけいてくれれば、僕はこれから先も生きていけると思う。
でも、コミュニケーションスキルってそんなに大事なものなのかな。
今は猫も杓子もコミュニケーションに縛られている気がするよ。
それで人間の価値が決まってしまうほどのものなのかな。
人それぞれ、得意不得意があるんだから、
その人の得意なことを伸ばしていけばいいんじゃないのかな。
ただ、僕にだっていろんな人達に生かされている、っていう自覚くらいはある。
だからそうしてくれている人達に感謝して、今できることをやっていくしかないと思う。
そしていつか、僕にも誰かを生かすことができればいいなって思う。
少しでも楽しいことや、一緒にいて嬉しくなる人を探そう。
口にするだけで気持ちを楽にしてくれる言葉を大事にして、大好きな人にその言葉を贈ろう。
大事なのは出し惜しみしないこと。
そうすれば、楽しい気持ちは何倍にもなって還ってきてくれる。
もちろん、そういうことができない時もある。そんなの当たり前で。
そんな時は、待つこと。心を閉ざして、ひたすら待つこと。
永遠なんて、きっとどこにもないよ。
いいことも、悪いことも、どっちでもないフツウのことも、
君の命も、僕の命も、だいじょうぶ、いつかはきっと終わるんだよ。
2011.10.28 Friday
もう人間は、言葉を使わないと何もできないし、考えられない。
そして言葉を使うということは、その内容が記録可能だということと同義。
もし機械が自主的に、創造的にそんな言葉を使うことができるなら、
それはもう人間と区別がつかない。
きっとそんな機械は、そう遠くない未来、生まれると僕は思う。
そしてそれは、小説や、音楽や、絵や、そういうものの在り方を、根本的に変える。
だけど、美しさとか醜さとか、そんな概念を判断することは難しいかもしれない。
そういうものは曖昧過ぎて言葉にはできないから。
もしそういうことまで自分で判断できる機械が生まれたなら、それは新しい人類の誕生。
きっと外見だって中身だって、僕達と区別がつかなくなるんじゃないかな。
今の人間が、神様に似せて作られたっていう神話のように、
その新しい人類を産み出す人間は、彼等を僕達に似せて作ると思うから。
そして新しい人類にとっての創造主は彼等から神様と呼ばれ、
僕達旧人類は、少しずつ歴史から消えていくだけ。
それが歴史の理なら仕方ないよね。
それでも僕は、僕達は、この命で生まれてきたんだから、
せめて誰かを好きになりたいね。
なんて、かなりなんちゃってな話だけど、そんな未来が僕には想像できる。
少なくとも、そうならないなんて誰にも言えないと思う。
いろいろな変化を受け入れて適応することが、生きていくには必要だと思うけど、
受け入れた先に何も希望が見えないと苦しいよね。
僕達が何もかも受け入れてへらへら笑っているような、そんな聖人君子なわけがないよね。
でも、この星もひとつの生き物と考えていいなら、
僕達みんな、どんな姿だとしてもどんな考えを持っていても、
この星の産んだ命だっていうことは変わらないよね。
2011.10.28 Friday
白いペェジを埋められないことに、まっすぐな線を描けないことに、
罪悪感なんて持つ必要はないんだよね。
でも君と話をしていると、何だか自分がすごくちっぽけに思えてきて、ちょっとだけつらい。
だからって君のことを嫌いになるわけなんかないんだけど。
初めて君と会った時、秘密を共有できる気がした。
もっと言うなら、僕の罪を聞いて欲しくて仕方なくなった。
だって君の眼があんまり静かで虚ろだったから、
ついつい言葉が吸い込まれそうになるのを感じたんだ。
どうすればそんな眼ができるようになるの。
どんなに酷い光景を見てきたの。
どんなにつらい恋をしてきたの。
そんな眼には、一生追いつけない気がして、それがなんだかとてもはがゆい。
そんな君に、すごく美味しいごはんを作ってあげたい。
そんな君に、すごく優しい夢をみせてあげたい。
ねえ、一緒にすごく楽しいことをしよう。
その後に君の眼の色がどう変わっても構わないから。
僕の気持ちも、それに合わせて変わるだけだから。
だけど、初めて君に会った時の僕の気持ちとはがゆさだけは、どうか知っていてください。