小沢健二くんのこと

  • 2012.03.07 Wednesday
  • 18:03

最初に断っておきますが、小沢くんは僕より年上です。

でも、どうしても「くん」付けで呼びたくなってしまうのです。

僕が小沢くんの存在を知ったのは、アルバム「LIFE」からなのですが、

それを聴いて、もうたまんなくなって、

それ以前のアルバム、フリッパーズのアルバムと遡って聴きまくりました。比喩でもなんでもなく。

オリーブに連載されていたドゥワッチャライクもずっと読んでました。

その当時、彼は僕にとって最高のミュージシャンでした。


そしてその彼が、この三月四月に東京オペラシティで大規模なコンサートをします。

でも、今の僕には、すごく行きたいという気持ちと、少しだけ行きたくないという気持ちが、

ないまぜになっています。少し、混乱しています。

それは、僕が小沢くんを好きだった気持ちは、当時(大体二十世紀の終わり10年分)の空気、音楽シーン、

それからその頃大事だった友達(多くはもう音信不通…。)と分かちがたく結びついているからです。

そういう、小沢くんの音楽を聴いていた僕を取り巻く環境を抜きにしては、

僕は小沢くんの音楽を聴くことも、語ることもできないのです。


彼が、今度のコンサートを素晴らしいものにしてくれることは、僕にだって嫌って言うほど分かっています。

でももし僕がそのコンサートを聴きに行ったとしても、そこにいるのは昔の彼と昔の僕に過ぎないのです。

それは、いい意味でも悪い意味でも、僕と小沢くんとの距離感が変わっていないということです。

ただ、もう僕は昔を思い出すために小沢くんのコンサートに足を運ぶ気持ちになれないのです。

今はもう昔ではないのだから、彼が昔の曲を演奏しても昔のように聴こえてこないのは間違いないでしょう。

それでも、その演奏とは関係なく、僕は昔を思い出さざるを得ないと思ってしまうのです。

それは逆説的に、僕が小沢くんのファンをずっとずっと辞めないということです。

関わり合い方が違ってきてしまっただけなのです。


今回のコンサートに関しては、小沢くんが彼自身のサイトでめずらしく語ってくれているので、

小沢くんの気持ちはすごく伝わってきます。

それでも、僕はいつだって、小沢くんの新しい音楽、新しい試みを聴きたいのです。

そしてそれは、コンサートの抽選に外れたり、チケットが高価過ぎて手に入れられないファンにこそ、

できるだけ良心的な値段で届けられるべきなのです。

値段を下げれば購入者の幅が広がって、結果的には回収できる金額もそんなに変わらないのではないか、

そんな風に思うからです。

彼にもいろいろな考え、いろいろな事情があるとは思います。

音楽を続けていくためには、音楽以外のこともがんばらないといけないという彼の考えは、

そのまま僕に還ってきます。


それでも、僕は小沢くんの新しい音楽をCDの形で聴きたい。

それは今のこの時代を鮮やかに切り取って、僕達リスナーの眼と耳を開かせてくれるに違いない、

そんな風に思うからです。

 

 

 


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